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気になる糖化について、今一度考えてみます。

「糖化」とは?体にとって…
「いつまでも若く元気でいたい」というのは誰もがみな思うことではないでしょうか。
最近老化の要因としてよく耳にするようになった「糖化」。
また、病気の原因にもなるとも…
性酸素による酸化は「体のサビ」とよく言われますが、糖化は「体のコゲ」とも呼ばれているんです!


糖化を分かりやすく例えると、ホットケーキを作るときにこんがりと焼けて褐色になっていくあの姿。
ホットケーキに含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びついて変性しているのです。
同じように人間も、食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などが劣化します。
たとえば、糖化によって、コラーゲン繊維が破壊されると、肌は弾力を失ってしまいます。また、糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着すると、シミやくすみになります。髪のたんぱく質が糖化すると、髪のハリやツヤがなくなってしまうのです。
また、糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。
血管の組織が脆くなり、血管壁に炎症が起こりやすくなってしまい、動脈硬化となるリスクが。
動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの心配が出てきてしまうのです。
骨では骨粗鬆症、目ではドライアイや白内障、網膜症なども、糖化が引き起こしているとも言われています。 



まず大事なのは、食事で食べる順番です。
主食のパンやごはんといった炭水化物を摂る前に、食物繊維が豊富な野菜やキノコ類、たんぱく質を含む肉・魚類を食べるのが基本です。
血糖値が一番上がるのは食後1時間。この時に運動することが重要です。
30分から1時間のウォーキングは、糖化のリスクを減少させることができるだけでなく、さまざまな生活習慣病に対しても有効です。
さらに、有酸素運動も積極的に行いましょう。
また、発酵食品を取り入れるのをオススメします。